初のワンオペ育児

我が家には一人息子がいます。

そして見出しの通りワンオペ育児経験して意外な発見がありました。

 

我が家は共働き世帯で、それぞれの両親は遠くないところで暮らしていますが、彼らは仕事をしていたり趣味に没頭していたりという事もあり、今まで預けたことはないし、近々で数時間でも預ける予定もありません。

 

普段からワンオペ育児な方々には「数日ぐらいで何を言っていやがる」かもしれませんが、妻が復帰後に初の海外出張に行っていて、これが私にとって初の数日間のワンオペで、普段生活のほとんどの部分(主に家事全般と育児)をほぼ平等にシェアしている我々夫婦にとっては数少ない「相手に頼る」状況なのです。

 

そんなワンオペ育児スタート当日、子供から「お母さんは?」と聞かれるも「昨日お母さんから説明あったと思うけど、仕事でいないんだよ」と返すと特に反応なく「(そんな事を言われたような気もする)」という顔をしたので、そんな反応になっちゃうよね、まだよくわかんないよな、と思いつつ風呂に連れて行ったりと普段通りにこなしました。

そんな夜、息子は比較的おとなしく寝続ける日だったようで、夜中もピーとも言わずに寝続け、私もそばで横になりました。

・・・が、寝られませんでした。そして気づきました。

そうか、一人で回すことに対してこんなに緊張していたのか、と。

 

そもそも妻の海外出張が一度延期になったり直前まで決まりきらなかったりだったものの、準備の時間も十分にあったこともあり(さらに妻は直前に気を付けるべき事をリスト化した紙まで作ってくれて)気持ちの面ではどんと来い、とかなんとかなるだろ、と高を括っていたというのが正直なところで、子供を寝かしつけた後は翌日の準備をしたらきっと疲れて寝落ち、子供が夜中に泣いてもそれへの反応・初動が遅れるくらい深く寝るのでは?と勝手に心配していたのですが、杞憂でした。

むしろ眠れずに約1.5時間毎に子供がきちんと寝ているのを確認することになろうとは、まさに想定の範囲外でした。

 

子供が生まれるまでは妻が出張でいなかったりしても、映画を借りてきて酒とツマミを用意し、照明を落として集中して映画見たりして独り時間充をしていました。

その結果として寝るのが遅くなったりしましたが寝られないという事はなかったので、おそらく子供と二人きりという状況がそうさせているのだろう、と考えました。

 

これは意外な発見でした。普段から子供と二人で出かけたりすることも多く、例えば週末の半日を(妻なしで)出掛けて過ごすことも今までにないわけではなかったですが、「家に帰れば妻がいる」と「しばらく帰ってこない」にこんなに差があったのか、と目から鱗が落ちる思いでした。

と、同時に子供にとってはあくまで推測ですが少なくとも私と同等かそれ以上の不安・心配があったはずで、お父さんいるけど、お母さんはいつ帰ってくるのかな、とずっと思っていたでしょうし、妻が帰ってくる1日前には「お父さんと二人だけどいい子する」と彼が自分を奮い立たせるような発言があったことからも、色々思うところあったのだと想像しています。

 

子供の不安すべてに完璧に寄り添うことはできなくても、自分の気づきと共に、同じ時間を過ごして子供が何を感じていたかの一端がわかったことは親として大きな学びになった、という話でした。